haveの過去形:hadは2形同じ。耳が聞き逃す'd

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haveの過去形:hadは2形同じ。耳が聞き逃す'd
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あなたはディクテーションで職場の会話を書き取っている。話し手が一文を放つ。あなたは "We have this problem before" と書く。2語目に赤い下線が付く。正しい文は "We've had this problem before"。子音を一つ聞き逃しただけで、文法も時制も間違いになる。先に短く答える。have の過去形は had。have の過去分詞も had。三人称単数の現在形は has。-ing 形は having。

二つの形が同じなのは朗報に聞こえる。だが難しさは別のところへ移る。第一に、had は文中でまったく別の二つの役を果たす。過去形の主動詞にもなり、過去完了の助動詞にもなる。主動詞がたまたま have なら "I had had enough" になる。完全に正しいが、タイプミスに見える。第二に、have、has、had はほぼ決してフルで発音されない。've、's、'd に縮む。それぞれ子音一つだけが主語にくっつく。'd は would と共用する。

この記事はその一連をすべて扱う。have の活用表。V2 と V3 が同じ理由。had が主動詞か助動詞かの見分け方。ベトナム語がすべて「có(持つ・ある)」一語にまとめる have の意味の層。そしてリスニング練習者にとって一番大事な、ネイティブの通常速度で have、has、had、've、'd がどう聞こえるか。

have の活用表、V2 と V3 が同じ理由

五つの形を一表にまとめる。発音記号は米音を基準とする。英音がはっきり違うところは追記する。最後の列で、各形が文中のどこに置かれるかを見られる。

形語発音記号短い例
原形 (V1)have/hæv/ (弱形 /həv/, /əv/)They have two kids.
三人称単数has/hæz/ (弱形 /həz/, /əz/)She has a meeting.
過去形 (V2)had/hæd/ (弱形 /həd/, /əd/)I had a headache.
過去分詞 (V3)had/hæd/She has had it since June.
現在分詞having/ˈhævɪŋ/We are having lunch.

have は V2 と V3 が同じ動詞グループに入る。同じなのは、どちらも同じ作り方で作られるからだ。語幹を短くして語尾 /d/ か /t/ を付ける。同じグループは make → made、say → said、hear → heard、tell → told、sell → sold、build → built、send → sent、spend → spent。グループ全体を一度に見ると、一つずつ覚えたときほどランダムには見えない。

have だけの経路ははっきりしている。古英語の動詞 habban、過去形 hæfde。-de の過去語尾が付くと中間子音が落ち、hæfde は hadde から had に縮む。make も同じ道を行く。macode が made になる。つまり had は空から落ちてきた変な形ではない。have が過去語尾のまわりで圧縮された形だ。

学習者への実際の帰結は二面ある。楽な面は、V2 と V3 の両方のマスに覚える語が一つだけで、went と gone みたいな罠がないこと。難しい面は、文が had の役を形から教えてくれなくなること。文中の位置を読まなければならない。次のパートがそれ全部だ。

have は主動詞にも助動詞にもなる三つの動詞の一つ。be と do と一緒だ。三つともそれぞれ独自の不規則さを持つ。make の過去形はこの記事の直後に読む価値がある。made は had と同じ圧縮の仕組みで作られるからだ。be の過去形はさらに先へ行く。過去形が was と were の二つある。do の過去形は助動詞セットの残りのピース。did が過去の疑問文と否定文をすべて支配する。体系全体を復習しているなら、英語文法が時制と動詞を正しい位置に並べる。

had が主動詞、had が助動詞

いちばん短い原則。had が単独なら過去形の主動詞。had の直後に V3 分詞が来れば過去完了の助動詞。この位置の規則に例外はない。後ろの分詞がたまたま had でも同じだ。

だから "I had had enough" は正しくて普通の文だ。一つ目の had は助動詞。二つ目の had は主動詞。同様に "She has had a rough week" は has が助動詞、had が主動詞。紙の上では変に見えるが、ネイティブは毎日こう言う。

文正しいか間違いか理由
I had a fever last night.正しい過去形、had は主動詞
I have had a fever since Monday.正しい現在完了、have が助動詞、had が主動詞
I have a fever since Monday.間違いsince には完了形が必要、have had でなければならない
By noon she had finished the report.正しい過去完了、had が分詞 finished と一緒
Did you had breakfast?間違いdid の後は原形、Did you have が正しい
He had had two interviews before that one.正しいhave 自身の過去完了

二つ目の混乱は文法ではなく意味にある。ベトナム語は have の用法の大部分を「có(持つ・ある)」一語にまとめる。英語は have に少なくとも五つの別の役を与える。各役には独自の構文が付く。下の表は五つの役を分離する。すべて過去形で書いて、各役での had の顔に慣れさせる。

文have の役割本来の意味
She had an old Honda.所有彼女は古いホンダを持っていた
We had lunch at noon.経験、行為私たちは正午に昼食を取った。昼食を所有したわけではない
I had to leave early.義務早く帰らなければならなかった。これは have to
He had the car repaired.使役彼は車を修理に出した。修理したのは整備士
He had repaired the car.助動詞彼はある時点より前に自分で車を直し終えていた
You had better call her.強い助言彼女に電話した方がいい。過去ではない

最後の二行はよく見る価値がある。"He had the car repaired" と "He had repaired the car" は語順だけが違う。意味は大きくずれる。一方は人を雇って直す。一方は自分で直し終える。聞くとき、その語順は1秒にも満たない時間で流れ去る。had、car、repaired の三語だけ拾えば、レンチを握ったのが誰か当てる方法はない。

had better は had を使うが、過去ではまったくない。現在と未来について言う。実際の会話では "you better" まで縮むことも、"better call her" まで縮むこともある。had という文字が音から完全に消えても、話し言葉では文法的に正しい箇所の一つだ。

実際の会話で have、has、had を聞く

これは動詞活用表には載っていない部分だ。have では他の動詞よりさらに重要だ。理由は単純だ。have、has、had はほぼ常に文中の非強勢語だ。非強勢語は縮み、飲み込まれ、隣の語にくっつく。耳が悪いから聞き逃すのではない。音波の中に聞くものがほとんど残っていないから聞き逃す。

主語の後の have は /v/ 一音だけになる。 "We have had" は "we've had" として出る。've は音節ではない。主語の末尾にくっつく短い振動音だ。"They've been waiting" はほとんど "theyv been waiting" と聞こえる。その /v/ を聞き逃すと、文の時制が一つ落ちる。

had の 'd と would の 'd は綴りがまったく同じだ。 "I'd finished" は I had finished。"I'd finish" は I would finish。唯一の手がかりは直後の語だ。V3 分詞なら 'd は had。V1 原形なら 'd は would。早口では finished と finish の差は末尾の /t/ 一音だけ。失われやすい音だ。

had had と発音しても、はっきり2回とは聞こえない。 前の助動詞 had は /əd/ に短縮されるか /d/ だけになり、本動詞の had がアクセントを保つ。"I had had enough" は "aid-had enough" か "ai-dad enough" に近く響く。そんな塊を聞いて "I had enough" と書き取るのは、ごくよくあることだ。

have to、has to、had to は子音まで変わる。 /v/ の後の /t/ は無声化して /f/ になるので、have to は "hafta"、has to は "hasta"、had to は "hat-ta"。ここで have to が学習者の耳から消える。have という語を待っているのに、聞こえてくるのは /hæf/ で始まる音だからだ。

should have、would have、must have は shoulda、woulda、musta に短縮される。 この3つの have は、ほとんど /ə/ の1音だけになる。その音は of と聞こえ分けがつかないので、多くの人が "should of"、"would of"、"must of" と書く。3つとも誤りだが、このミスは文法の記憶ではなく耳から生まれる。

名詞の後の has は前の語にくっつく。 "The boss has had enough" は "the bossiz had enough" と響き、boss に語尾が足されたように聞こえる。"My brother's had a rough year" では 's は brother の末尾の /z/ 1音にすぎない。その部分を聞き落とすと、相手が数か月続く話をしているのに、あなたは現在形の文を書き取ってしまう。

原文、早口の音、よくある書き取りミス——下の表は3つを並べたものだ。真ん中の列は標準発音記号ではなく、耳が実際に拾った音をそのまま書いたものだ。

実際の文聞こえる形学習者がよく書き取る形
We've had this problem before.wiv had this problem beforeWe have this problem before.
I'd had enough by then.ai-dad enough by thenI had enough by then.
She has to leave at six.shi hasta leave at sixShe hasn't leave at six.
You should have told me.yu shoulda told meYou should of told me.
The boss has had a long day.the bossiz had a long dayThe boss had a long day.
He'd had two coffees already.hi-dad two coffees alreadyHe had two coffees already.

3列目を見ると、ミスは3グループにはっきり分かれる。1つ目は機能語の脱落:'ve や 'd を聞き逃すので文の時制が一段下がる。1行目、2行目、6行目がそれだ。2つ目は音は合っているのに語を取り違える。4行目の "should of" のように、耳は正確だが脳が語を選び違える。3つ目は2語のあいだで音がくっつく。3行目と5行目で、has が隣の語に入り込み、語の境界が消える。

波形の2つの強い音のあいだに挟まれた、ごく薄い子音のイラスト
had の 'd は、ほとんど別の2語のあいだに挟まれた短い振動1音だけになる。

WELE では、ディクテーションの1セッションでこの連鎖が段階ごとに見える。1文を聞いて、耳が拾った通りに書き、採点が間違い箇所を指し示す。"we've had" の 've を "we have" と書いて線が引かれたとき、動詞活用表を読んでも絶対に得られない情報が手に入る。耳は have を拾ったが had を落とした——つまり2つのうち1つしか聞けていない、ということだ。

記憶が残るのは、自分がどこを書き間違えたかを見たその瞬間だ。冒頭の5行の表を読んでも、10分後には have の過去形が had だと分かっている。でも耳は何も変わらない。'd を1文字書き落として、その文を聞き直すと、次に主語と過去分詞のあいだに薄い /d/ が来たとき、耳にはすでに目印がある。have は英語の会話で最も出会う動詞なので、その目印にすぐ再会する。

これらの音が消えるのは聞力が低いからではない理由を知りたければ、connected speech が have だけでなく文全体の音の脱落と連結の仕組みを説明している。本物の声で練習するなら、ライブラリの podcast へ。対照用の transcript 付きだ。

had でよく出会うフレーズ

have は go や take のように phrasal verb を大量に生む動詞ではない。力は collocation、つまり have が名詞とセットになり、フレーズ全体が独立した意味を持つ固定表現にある。下の13行は出現頻度が最も高いフレーズで、had の形で書いてある。実際の文脈で had に慣れるためだ。最後の3行だけ本当の phrasal verb で、have にそれくらいしかない。

フレーズ意味例
have breakfast, lunch, dinner朝食・昼食・夕食を食べるWe had dinner at her place.
have a lookちょっと見てみるI had a look at the contract.
have a go一度試すShe had a go at fixing it herself.
have a word with少し私語するHe had a word with the manager.
have trouble doing~するのに苦労するI had trouble finding the address.
have a point一理あるShe had a point about the deadline.
have second thoughts考え直す、迷うThey had second thoughts about moving.
have an effect on~に影響を与えるThe rain had an effect on turnout.
have to~しなければならないI had to work on Saturday.
have something done誰かに~してもらうShe had her laptop fixed downtown.
have someone onからかう、信じさせてからかうHe was having me on the whole time.
have someone over家に招くWe had my in-laws over last weekend.
have it out withはっきり言い合うShe finally had it out with him.

have breakfast と have a look の行に注目する価値がある。どちらも have に所有の意味はまったくなく、ここがベトナム語の影響で学習者を外す。「契約書を一つ見るを持っている」はベトナム語の文ではない。逆訳すると学習者は "I looked the contract" や "I see the contract" と書き、"I had a look at the contract" にはならない。このグループのフレーズは、何度も聞いて初めて身につく。訳せない。

もう1つのポイントは have to だ。多くの学習者は have to を must の口語版と見てそこで止まる。でも過去では2つは置き換えられない。must には義務の意味でほとんど過去形がない。過去の出来事を語るときは had to を使うしかない。"I must work on Saturday" は今週の話、"I had to work on Saturday" は過ぎ去った土曜日の話。 "I musted" など存在しない。

ベトナム語話者が have でよく犯す誤り

haved と hadded。 すべての動詞に -ed を足す反射だ。have は規則変化しない。had にもう何も足す必要はない。had だけ。haved も hadded も haded もない。

Did you had、didn't had。 過去は did にすでにあるので、後ろの動詞は原形に戻る。"Did you have breakfast?" と "I didn't have time" が正しい。このミスは、have の過去形が had だと必死に覚えている最中によく出る。覚えすぎた結果だ。

there is、there are の代わりに have を使う。 ベトナム語では「クラスに30人の友達がいる」と言い、その「いる」がそのまま have になる。"In my class have thirty students" は誤りだし、主語すらない。正しくは "There are thirty students in my class"。過去なら "There were thirty students" で、"had thirty students" ではない。区別のルールは短い。人や物の所有なら have、ある場所に存在するだけなら there be。

年齢、気持ち、天気に have を使う。 "I have twenty five years old" はベトナム語とフランス語の型で書いた文で、英語は be を使う:"I am twenty five"。同様に "I have hungry" は "I am hungry"、"I have cold" は "I am cold" か、風邪の意味なら "I have a cold"。過去なら "I was twenty five when I moved here" で、"I had twenty five" ではない。

Should of、would of、must of。 この3つの書き方は聞き取りから直接生まれる。should have の have が of と聞こえる /ə/ に短縮されるので、耳が of と書く。書き言葉では3つとも誤りとされる。社内メールでも。正しい形は should have、would have、must have。許容される短縮形は should've、would've、must've。

haveの後はV3であってV2ではない。 "I have went"、"I have did"、"I have saw"はすべて間違いで、正しい形はhave gone、have done、have seenだ。ネイティブからこういう文をいくつか聞くことはあるし、"we ain't had"や"I haven't got no time"も歌詞や日常会話で聞く。聞いたからといって使えるわけではない。試験でも、仕事のメールでも、どんな文書でも、それらの形は間違いとみなされる。

クイック演習

8問。have、has、had、havingのいずれかを入れる。2語必要な文もある。答えは最後にある。全部終えてから見てほしい。

  1. She ______ a fever since Tuesday.
  2. By the time we got there, they ______ already eaten.
  3. Did you ______ time to read the report?
  4. I ______ to work last Saturday, so I missed the trip.
  5. We are ______ dinner right now, can I call you back?
  6. He ______ ______ three interviews before he got the offer.
  7. You ______ better tell her today.
  8. The team ______ a rough month last quarter.

答え:1. has had. 2. had. 3. have. 4. had. 5. having. 6. had had. 7. had. 8. had.

第1問と第6問は立ち止まる価値がある2問だ。第1問はsinceがあるので現在完了で、本動詞もhaveなので完全な答えはhas had。hasだけだと本動詞が欠ける。第6問はhave自体の過去完了、つまりhad hadで、これこそ上の部分で耳が一塊に聞こえる形だ。この2問を外したなら、Hadが本動詞の部分をもう一度読み直してほしい。

よくある質問

haveの過去形は?

haveの過去形はhadで、過去分詞もhadだ。1語が両方のマスに入る。覚えるべきは文字そのものではなく、hadが文中のどの位置に立っているかだ。

Had hadは間違った文か?

いいえ、正しい文だ。1つ目のhadは過去完了の助動詞、2つ目のhadは本動詞。"I had had enough by then"は、その時点までに我慢の限界だったという意味だ。現在完了なら"I have had"がある。

Have gotとhaveはどう違う?

所有の意味ならほぼ互いに代用できる。have gotはイギリス英語と口語寄り、haveはアメリカ英語と書き言葉寄り。覚えておく点は、have gotには一般的な過去形がないことだ。過去は"I had a car"と言い、"I had got a car"とは言わない。

過去の話ではI had toとI must、どちらを使う?

had toを使う。義務の意味のmustには過去形がない。だから、しなければならなかった過去の出来事はすべてhad toに切り替わる。"I had to stay late"は正しく、"I musted stay late"は存在しない。

I'dを聞くとhadとwouldを混同するのはなぜ?

どちらも主語にくっついた/d/の1音に短縮されるから、音では区別できない。手がかりは直後の語だ。V3の過去分詞なら'dはhad、V1の原形なら'dはwould。最も効く練習は、同じ主語の文ペアをたくさん書き写して、どこを誤ったか見ることだ。

早口でhaveやhadが聞き取れなくなるのは、どれくらい聞けば治る?

文法の部分なら、1回きちんと読むだけで足りる。耳の部分は今のリスニングの土台次第で、最も実用的な測り方は会話を数本書き写して、'veや'dをいくつ取りこぼしたか数えることだ。リスニングレベルテストが出発点を記録し、次の計測はそれと比べる。

haveの活用表は20秒で読み終わる。それがこのページで最も簡単な部分だ。残りは、薄い1文字'dが文の時制を決める話と、have toがhaftaと響く話で、聞き取れずに書き写しを間違え、自分のミスを見て初めて耳に入る。短い素材を1つ選び、haveかhadがある一節でディクテーションを試し、記事冒頭の表に戻って、まだ自明に見えるか確かめてほしい。

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